乳之書
エロフィギュアよ、エロ漫画よ! 日本で一番パイズリを書いている巨乳作家・鏡裕之の官能文化論。
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リビドー的獲得物としてのRio
スーパーブラックジャックリオ 1/6PVC塗装済み完成品フィギュア (和風堂玩具店)
 もし、スーパーブラックジャックRioが長髪だったなら、これほどまで人気を博することはなかったかもしれない。
 彼女は召使、女執事の系譜である。長髪の召使がいないとは言わないが、召使と女執事には、ショートヘアがよく似合う。長髪はむしろふさわしくない。なぜなら、長髪は、あまりに多くの女性性を主張してしまうからだ。それでは、「主人」=「男性性」に対して一歩控える召使としては機能しない。
 召使は、主人に仕える存在である。社会において男性性が弱体化し、男性がオスとして自己実現=満足する状況が希薄化している今の世界において、主人に仕える召使&執事の姿は、充足できない男性性=オス・アイデンティティを満たし、補充&強化するイメージ的役割があるのだ。
 カジノは、「欲望=金銭的リビドー」の発散する場所である。リビドーは金銭となってカジノの世界を流転する。カジノの世界で試されるのは、度胸と運という男性的な要素だ。ここでは、男性性と男性性が──オスとオス、ペニスとペニスが──戦わされるのだ。一人一人の客は、いわぱペニスとなってカジノの世界で「勝負」=「金銭的性交への挑戦」を行うのである。そこで得られるものは、女を征服した悦びに似た、勝利の悦びだ。
 女ディーラーは、その征服した勝利の価値、手にした獲得物の価値の高さをイメージ的にリードする存在である。だから、彼女は、易々と手に入りそうな存在やイメージであってはならない。和風堂玩具店の『スーパーブラックジャック』Rioの1/6PVCフィギュアは、そのことをよく理解している。見るがよい。
http://www.amiami.com/shop/?vgForm=ProductInfo&sku=HOB-FIG-3870&template=review.html
 この、小児的な体型とはかけ離れた、すらりとした容姿とモデルのような抜群のスタイル。くびれた腰と発育したヒップ、発育したバスト。そして何よりも、決して媚びてもいないし母性的でもない、召使然とした表情。
 勝負の世界の女神はこうでなければいけない。易々と手に入りそうな存在ではないが、同時に、手に入れるだけの価値がある存在。自分に仕える高級品。だから、彼女は媚びた笑みを見せたり、優しい表情を浮かべたり、母性的に振る舞ったりしてはいけないのだ。かといって、冷酷無比ではベクトルを振りすぎる。中立的な表情でなければいけないのである。
 カジノは、欲望の場所、リビドーの場所である。そのことを、『スーパーブラックジャック』Rioの豊満なバストとヒップ、そしてくびれたウエストという成熟したグラマーモデルなみのスタイルが指し示している。カジノの世界を駆けめぐる幾万ものコインは、文字通り幾万もの精子=精液なのだ。だからこそ、彼女のコスチュームは黒でなければならない。白は、欲望を跳ねかえす色、射精を禁止する色だ。黒は執事の色、欲望の色である。そしてまた、飛び掛かった精液を映えさせる色でもある。リビドーの世界で生きる彼女だからこそ、コスチュームは黒でなければいけないし、だからこそ、我々は彼女に欲望し、彼女を求めてしまうのだ。
スーパーブラックジャック リオ 完成品フィギュア 和風堂玩具店 版
スーパーブラックジャック リオ 完成品フィギュア 和風堂玩具店 版

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原型製作「エロ原理主義造形家」 スーパーブラックジャックRioフィギュア発売
アキバBlog(秋葉原ブログ) 2006-09-08-Fri 05:51
コトブキヤ秋葉原店での6月のフィギュア展示会にもあった和風堂玩具店のスーパーブラックジャック Rioフィギュアが、6日に発売になった。「エロ原理主義造形家」と...  [続きを読む]
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