乳之書
エロフィギュアよ、エロ漫画よ! 日本で一番パイズリを書いている巨乳作家・鏡裕之の官能文化論。
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○○になる方法を知りたがる人間
 「○○になりたいんですけど、どうすれば……」とよく相談事を掲示板に書き込む人がいる。そういう人に対して優しくアドバイスするタイプと、何を甘えたとを言ってるんだと突き放すタイプとがいる。だが、どういう態度をとるにせよ、そのような相談事をする志望者には、根性なしというイメージがつきまとう。プロではなく、アマチュアの人でも、実際にそう感じる人は少なくないだろう。
 根性なしと感じるのは当たり前なのだ。「どうすれば……」と相談する人間は、「手っとり早く○○になる方法」が知りたいだけなのである。
 1日で英語がぺらぺらになる方法を知りたい。1日でモテるようになる方法が知りたい。1日で美人になれる方法が知りたい。1日で作家になれる方法を知りたい。それと同じなのだ。それがわかっているから、「○○になりたいんですけど、どうすればいいんでしょうか」なんて聞いてくる人間に対して、甘ったれるなと怒りを覚えるのである。
 コピーライターの世界は、100個考えついて1個採用される世界だという。また、1個目のコピーと100個目のコピーが一番いいものになるという。2個のいいコピーを思いつくために、98個の無駄玉を打つということだ。元々「手っとり早く」というのがない世界なのである。手っとり早い方法を教えてもらおうと思っている時点で、この世界に来る資格はないということだ。

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