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『翠星のガルガンティア』とチェインバー~思考としての両親~
『翠星のガルガンティア』を最終話まで見た。人間ではなく、ロボットが最も立ったアニメだったとは……!

 正直、今の深夜アニメにはほとんど満足できないけれど、『翠星のガルガンティア』は久々に最終話まで見て気持ちよくなれるアニメだった。

 12話と13話の論争(理屈の応酬)については、正直満足できない部分がある。彼らの理屈を援用するなら、人間を服従させた段階で人間は人間でなくなるため、人間を支援するシステムとしては矛盾することになる。

 が、そういう理屈の部分はあえて言うまい。

 チェインバーの最後の台詞は、非常によかったね。

「くたばれブリキ野郎」。

 心に残った。虚淵氏にとっても渾身の一発ではないかと思う。決めてやったぜ、という感じではなかろうか。
 あの台詞は、彼が人間になった瞬間、人の心を持った瞬間を表したものだった。突っこんでいくチェインバーの姿に、『蒼き流星SPTレイズナー』の第24話を思い出した。

 個人的に重要な部分だなと思ったのは、レドが「自分は本当に自分で決めてきたのだろうか?」と自問する場面だ。

 宇野常寛は、ゼロ年代は決断主義の時代――自分で決めて動かなければいけないんだという考えが大勢を占める時代だと主張している。

『1Q84』でも、主人公が決断することが示されていた。
『翠星のガルガンティア』で、主人公レドは生きることを決断した。

 そして重要なのは、決断するためには超越性が必要だということだ。
 
 たとえば良心。たとえば正義。
 そういう、自分の心を第三者的視線から律するものを、難しい言い方で超越性という。
 チェインバーは、ひとつの超越性だ。

 かつては、その超越性は社会が持っていた。人々は、社会が持っていた超越性を自分にビルトインすればよかった。
 
 だが、モダンが終わり、社会が持っていた超越性が消えた。何が正しいのか、何が正義なのかは相対化された。結果、人は自分の中に超越性を持てなくなっている。
 
 チェインバーは、超越性が個人の内部にはなく、機械や友人のような形で、いわばアウトソーシング的にしか存在しないことを示している。
 
 マシンキャリバーに搭載されている「パイロット支援啓発インターフェイスシステム」とは、倫理的・思考的超越性なのだ。
 
 ぼくは、『翠星のガルガンティア』は、対話するロボットのパターンに新しい形を持ち込んだと見ている。

 従来の対話するロボットの場合、人間が倫理的・思考的超越性を保有しており、ロボットは情報を与えるサブシステムとして描かれている。

 対してチェインバーは、人間が持っていない倫理的・思考的超越性を受け持っている。支援システムというよりは、ロボットの形をした父であり、母である。
 
 チェインバーは、母として父として、レドの精神的養育に成功し、マシンキャリバーという子宮からレドを切り離して現実の世界に戻した。
 しかし、ストライカーの方は、父=母が暴走し、パイロットが死んでからも自分が本人に代わって行動した。今の時代に横行する母の暴走、モンスターペアレンツの姿を重ねるのは、果たして乱暴だろうか?

 余談だが、『翠星のガルガンティア』には、非常に神話的なものがある。
 レドがチェインバーとともに海底に潜っていくシーンだ。あのシーンは、無意識への降下と英雄譚を融合させてあるね。

 怪物退治という英雄譚。そして、自分の無意識への降下。
 英雄譚では、英雄は怪物を退治する。深海は無意識の象徴だ。

 無意識の底で、レドはヒディアスの正体を知る。自分の悪を突きつけられ、自分を相対化される。その心の動揺を、チェインバーがサポートする。まるで両親のように――。

 レドは精神的な危機をチェインバーの支えで乗り越え、ストライカーと対決する。この場合のストライカーは、(個人を呑み込む)社会と捉えていいだろう。共同体に個人を取り込み、個人の思考や判断を奪ってしまう、社会(の同質性)。集団を同質化してしまおうとする、共同体の脅威。

 その中で、社会に惑わされず、自分の個の考え、自分の正義を貫くことにレドは成功する。個人的な人間的成長の完成である。

 そういう意味でも、最終話は大団円的な解決になっている。それがまた、視聴者に心地よさを見せているのだ。

 それを見届けて、チェインバーはレドを切り離す。養育期間終了の知らせである。
 蛇足ながら、海外の人もそのことにはしっかり気づいている
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