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大量シナリオに物申す~削ってこそプロなり~
 一人で何MBのシナリオを書いたという話を聞くと、そのエネルギーは凄いなと思うのですが、正直、違和感を覚えるのです。どうしてそんなことを喧伝(けんでん)するんだろう。それが凄いことであるかのように発表するのだろうって、引っ掛かってしまうのです。
 大量に書いたからプロってわけでも一流ってわけでもないんじゃないかしら。実際にプロの現場に接していると、大量と一流というのが結びつかないのです。
 書籍の世界では、削るのは当たり前です。どんなに注意して文章を書いても、熱情のあまり余計なフレーズや余計なセンテンスが混じってしまいます。「美しく」という副詞句を1つ余計に書いてしまったり、あるいは同じことを別の文章で言い換えてしまったり。そういうのは、音で言うとノイズになります。ノイズが残っていると不愉快ですよね? 文章だって同じです。ノイズが混じっていると、読んでいてしっくり来ないんですね。集中できない。
 すらすらと読めて書籍の世界に没入させるために、削るんです。著者校正の作業って、半分以上は削る作業です。無駄なノイズを見つけて削り落とす作業。著者校正が存在しない美少女ゲームの世界では、あまりピンと来ないかもしれないけど、本来は削る作業があるんです。
 そしてこの削る作業をどれだけできるかが、プロとアマチュアの決定的な差だったりするのです。漫画にしても、小説にしても、アマチュアの人は削り足りません。というか、ほとんど削っていません。プロの人でも、キャリアを積んでくると、どんどん削る技術が上がって無駄のないものをつくるようになっていきます。つまり、洗練されてくるんです。
 京極夏彦も最初の頃は「新人らしく書きすぎているところもあるが」ということを新書判の帯でベテランの小説家の方に書かれていました。プロデビューしても、えてして新人は書きすぎる。経験を積むにつれて、無駄な部分をそぎ落とすようになる。
 美少女ゲームも同じじゃないかな、と思います。何MB書いたよ、凄いよねみたいな書き方をするのって、どうなのかしら。アピールしたくなるのはわかるけれど、それってやっちゃっていいのかしら。たくさん書いた、なんていうのはプロになる前の人がうれしそうに宣伝することであって、プロとしてキャリアを持っている人が誇らしげに宣伝することじゃないんじゃないかな、と思います。プロとして何年もキャリアを持っている人が大量テキストを宣伝するとしたら、恥ずかしいですよね。まだプロ以前のレベルなの? と思われてしまいます。
 たくさん書く力より、削る力の方が、レベルとしてははるかに上です。たくさん書くことが大変ではないとは言いませんが、たくさん書くことはアマチュアでもできます。でも、無駄な部分をそぎ落とすことは、プロでなければほとんどできません。削る力がなければ、他のエンターテインメント業界ではプロになれないのです。漫画然り。映画やテレビドラマの脚本然り。小説然り。だから、「何MB書いた!」ってことはニュースにもしてほしくないなあと思います。なんだか、美少女ゲーム業界ってレベルが低いよねと宣伝しているみたいで、個人的にはやめてほしいなあと感じてしまいます。
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COMMENT

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削りたおす作業
癌陀無 | URL | 2009-01-18-Sun 10:24 [EDIT]
メディアの違いって大きいのかなと思う。
例えば24W×6Lって定められたワード数内での記事執筆だと、
文章をシェイプアップせざるをえない。
具体的にはラフスケッチがごとく文章をがっーと書いて、定められた
ワード数内に収めてゆく。だからそうなんですよね。KBの世界だと
完全にフリーフォームだから「長すぎず短かすぎず」って身体感覚を
会得するのがなかなか難しいのかなと思います。
それとテキストデータはプリントアウトして物質化するっていうのが、
案外重要であるのかなと。美少女ゲームのシナリオはプリントアウ
トして推敲……だと大変なことになるからなあ。
以前別のブログ記事でも書いたのですが
鏡裕之 | URL | 2009-01-18-Sun 20:18 [EDIT]
⇒癌陀無さん

 プリントアウト、大切ですよね。
 ゲームシナリオでも小説でも、ぼくはプリントアウトすることにしています。印刷して読み直しをするというのは、お客さんに対する最低限の品質保証だと思います。
 
 ところで、全エンターテインメント業界の中で、唯一「規模=容量」が拡大しているのはゲームなんです。

 映画の上映時間って、増えてないですよね? 漫画の単行本も分厚くなってないですよね?

 ゲームだけ例外なんです。
 CD-ROMとDVD-ROMという2つの技術革新によって、大幅に「規模=容量」が増えちゃったんです。
 
 ぼくは古い人間なので、DOS時代に半分片足を突っ込んでいます。当時、ゲームはフロッピーディスクで発売されていました。FD5枚組とか、FD10枚組とか。
 
 CD-ROMやDVD-ROMも、数枚組になると、その分だけコストが上がります。でも、CD-ROMやDVD-ROM k場合、1枚でも相当の容量が入るので、たいていは1枚組なんですね。
 
 でも、フロッピーディスクではそうはいきません。フロッピーディスクの枚数が多くなれば、それだけコストが上がります。だから、当時のシナリオ容量は、わずか200KBでも「多いからもっと少ない分量で書いて」と言われるほどでした。
 
 そのおかげで、無駄な部分が削られるという自然淘汰が働いたんじゃないかと思います。DOSの時代って、クソゲーってほとんどなかったですもんね。
 
 でも、CD-ROMやDVD-ROMによって、シナリオ容量を思い切り短くする必要はなくなったんですね。CGや音声データに影響がないのならば、無制限に多くできる下地が生まれてしまったんです。
 
 その上、大容量を歌うゲームが大ヒットしてしまった。そして、ソフトハウスがことごとくそれに追随してしまった。DOS時代には、エルフがFD13枚組を連発していても、どこのソフトハウスも真似をしなかったのに。
 
 その結果、今の美少女ゲームは、野放図な状態になってしまっているのだと思います。CD-ROMやDVD-ROMの性質上、「シナリオを削る」という自然淘汰も働かなくなってしまった。
 
 でも、削らなくていいエンターテインメントってないんですね。削るという作業を経ない限り、エンターテインメントは質のいいものになりません。美少女ゲームも同じだと思います。
 
 このままテキストボリュームの増加をつづけていけば、100倍に薄めたカルピスをお客さんに売りつけるという事態にどんどん突っ込んでいくような感じがします。その結果、一部のお客さんをのぞいて見向きもされないという状態になるんじゃないかな、とぼくは危惧しています。
管理人のみ閲覧できます
| | 2009-01-18-Sun 23:18 [EDIT]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
Re: 鏡さま
鏡裕之 | URL | 2009-01-19-Mon 07:39 [EDIT]
 鏡です。
 フロッピーディスクは1枚あたりの容量が非常に少なかったので、CGの枚数が多くなったりテキストの量が多くなったりすると、すぐフロッピーディスクの枚数が増えてコストアップしちゃったんですよね。

 でも、そのおかげでボリューム面で他者を追随するという流れは抑制されたのではないかなと思います。

 美少女ゲーム業界では、シナリオをプリントアウトしている人は少数派じゃないかなと思っています。ぼくもフリーランスになってからプリントアウトするようになりました。自分の名前で出すことに対して強い責任を持つようになったからかなと思っています。

 ゲームには日常的なだらだらな場面があって、それはもちろん必要なのですが、それを言い訳に不必要にだらだら書いては100倍カルピスになってしまいます。必要な「日常的なだらだらの場面」を最短のクリック数で書く力、「日常的なだらだらの場面」でいらない台詞をことごとく削り取る力が、必要とされてくるんじゃないかなと思っています。
管理人のみ閲覧できます
| | 2009-01-19-Mon 09:43 [EDIT]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
Re: タイトルなし
鏡裕之 | URL | 2009-01-19-Mon 14:18 [EDIT]
 違和感の言葉の使い方についてコメントがありましたので、お返事を。

 「違和感を感じる」ではなく「違和感がある」ではないのかとのご指摘でしたが、違和感を目的語として取れる動詞は、「与える」と「覚える」「訴える」のようです。

 「違和感を感じる」だと、「返事を返す」と同じように重語になってしまうということのようです。なので、「違和感を覚える」に訂正させていただきました。ありがとうございました。

 お礼として、ぼくの方からもひとつだけ。
 「書かさせていただく」ではなく「書かせていただく」ではないかなと思います。お互い、気をつけましょう!
話は違いますけれど・・
ゆかり | URL | 2009-01-20-Tue 01:16 [EDIT]
最近は、体験版をプレイしてる時点でお腹一杯になっちゃって製品版まで買おうという気が無くなっちゃうんですよね。
Re: 話は違いますけれど・・
鏡裕之 | URL | 2009-01-20-Tue 08:20 [EDIT]
⇒ゆかりさん

 体験版でもお腹いっぱいになっちゃうというのは、体験版自体のボリュームが多いからでしょうか? それとも、体験版に不必要なテキストや不必要なだらだらシーンが多すぎるからでしょうか?

H.StypeGB-1 | URL | 2009-01-20-Tue 21:40 [EDIT]
ミもフタも無い話ではありますが……
エロゲのシナリオライターの報酬は、単純な文章量で決まるそうです。
無駄でもなんでも、とにかく書かないと金にならないし、高い買い物だからか短いと「ボリュームが無い」とクレームが来る。
……実際問題、作る側もやる側もレベル低いと言われても反論できないですね。

長いのが悪い訳ではないんですよね。某所の昨年のベストエロゲ投票で1位になった「スマガ」はクリアに50時間以上かかる超特大のボリュームですが、それが気にならず一気に駆け抜けられたという評が多数ありました。
私としては重厚長大なゲームはせいぜい年に1~2本で、後は「痕」程度の長さというのが理想なんですが。
Re: タイトルなし
鏡裕之 | URL | 2009-01-21-Wed 08:20 [EDIT]
⇒H.StypeGB-1さん

 シナリオライターの報酬が1KB何円で決まるのは、知っています。
 個人的には、グロスでお支払いするソフトハウスが増えてほしいなと思っています。

 「長さ=悪」という単純な図式ではありません。
 その長さの中に、無駄な部分、削らなきゃいけないのに削っていない部分が入っているのが悪なのです。そして、長いゲームのほとんどがそういう状況なのです。それがまた悪なのです。

niniromo | URL | 2009-01-21-Wed 14:24 [EDIT]
「1時間のスピーチならすぐ始められるが、10分のスピーチは準備に1週間かかる」という言葉もありますしね。
先日も某新聞のコラムで、有名なリンカーン大統領の演説を引き合いに出して、オバマ大統領の就任演説は長いか短いか、と言う話をしていました。
エロゲのシナリオからスピーチ、説教にいたるまで、中身のない長話は嫌われるものだと思います。
Re: タイトルなし
鏡裕之 | URL | 2009-01-21-Wed 20:00 [EDIT]
⇒niniromo さん

> 「1時間のスピーチならすぐ始められるが、10分のスピーチは準備に1週間かかる」という言葉もありますしね。

 いい言葉ですね。
 無駄のないものをつくるためには、どうしても削りこむ時間がかかってしまうということで.しょうね。

水谷 | URL | 2009-01-22-Thu 01:11 [EDIT]
テンプレ的な構成や文章をくどい味付け(修飾語)でごまかす、という手法が数年前から流行っているような気はしていました。
理由を考えたりもしましたが、ファーストフードやコンビニ弁当の味が濃い、みたいな話で、大衆による消費を前提としているせいではないかなと。
一つの作品としての完成度という意味では削る作業は重要ですが、削った結果を理解できる人間というのは限られてきます。
読者の読解力をどこまで信じるかという話になってきますからね。
あくまでも売り上げを伸ばすことだけを目指すために、味付けを濃くしていった結果が現状なのではないかな、と。
口さがなく言えば「馬鹿でもわかるように過剰な説明をする」ということですが。
また、味付けのくどさは印象の強さに置き換わって、信者やリピーターを作り出すこともあります。
そうした状況に感銘を受けてまねをする新人も多いのでは。
思えばうんざりするほどあからさまなパロディの隆盛もそういった背景があるのではないかと思ったりする今日この頃です。
もっとも、自覚的にそうしてる人よりも、単に書き散らかした結果という人の方が多いような気はしますが。
Re: タイトルなし
鏡裕之 | URL | 2009-01-22-Thu 07:32 [EDIT]
⇒水谷さん

 わかりやすいようにくどく説明したとしても、それでもやはり削れる部分というのはあります。削るというのは、読解力がある人にだけわかるように文学的な表現に縮約するということではありません。

「センテンスとセンテンスは、強く、緊密に結びついている」

 という表現を、

「センテンスとセンテンスは、緊密に結びついている」
 
 とする。つまり、「強く」という副詞句を削り落とす。これもまた削るという作業です。このレベルのことができていないということです。

 ご指摘の通り、ほとんどの人は単に書き散らしているんじゃないかな、という感じがします。

オマケ | URL | 2009-01-23-Fri 04:16 [EDIT]
内容の無い作家が書いた容量ならともかく、一概に違和感だけで否定する事の方がレベル低いよね
Re: タイトルなし
鏡裕之 | URL | 2009-01-24-Sat 08:44 [EDIT]
⇒オマケさん

> 内容の無い作家が書いた容量ならともかく、一概に違和感だけで否定する事の方がレベル低いよね

 違和感だけで否定していると誤読する方がレベル低いよね(笑)。
 コメントしてくれる熱意は凄くありがたいしうれしいなあと感じます。ただ、ぼくを批判するつもりなら、もっと高度にね。 

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